脱炭素都市・建築推進特別調査委員会

■ 設置期間
2024年4月~2026年3月

■ 設置目的
 脱炭素都市・建築アクションプラン特別調査委員会(2022~2023年度設置)では、脱炭素に向けた建築諸分野における現状と課題を捉え、具体的アクションを提示するための議論を進展させたが、この過程において以下の新たな課題も明らかとなった。
① 建設から廃棄までの全炭素排出量を算定する手法を作成する必要があること
② そのためには各分野からの情報開示が必要となること
③ 脱炭素の取り組みにについて市民を含めた社会全体を巻き込むこと
④ そのための学会の役割を明確にすること
 本特別調査委員会では、これら課題に取り組みながら、脱炭素社会を推進するために本学会が何を為すべきかについての議論を進めていく。

■ 委員構成
委員構成は、会員サインインすると閲覧できます。

■ 調査研究の項目
建設から廃棄までのホールカーボンでのLCA評価手法についての提案
LCA評価のための情報開示の促進方法の調査
LCA評価の事例集の作成
市民を含めた脱炭素に関するステークホルダー巻き込みのための方法論の整理
脱炭素都市・建築推進のための政策課題
総合研究協議会の開催
脱炭素のための本学会の役割の提示

■ 傘下のWG
LCA算出WG
簡易版算出ツール検討WG

■ 連続拡大委員会資料
第1回拡大委員会「脱炭素を取り巻く国内外の情勢」(2024年7月29日開催)
  講演資料: 脱炭素を取り巻く国内外の情勢
 講師: 田辺新一先生(早稲田大学)
建築物のホールライフカーボン評価をめぐる国内の新たな取り組み
 講師: 伊香賀俊治先生(慶応義塾大学)
第2回拡大委員会「海外LCAツールの紹介」(2024年8月20日開催)
  講演資料: 欧州の動向とLCAツールの活用
 講師: 柿川麻衣様(ARUP)
海外の建築用LCAツールとOne Click LCA日本版の紹介
 講師: 掛上恭様(住友林業)
第3回拡大委員会「国内LCAケーススタディ事例」(2024年10月3日開催)
  講演資料: 国内LCAケーススタディ事例
 講師: 田名網雅人様(鹿島建設)
建築物のホールライフカーボンWLCの算定事例と今後の課題
 講師: 丹羽勝巳様(日建設計)
第4回拡大委員会「建築廃棄物削減の取り組み」(2024年11月7日開催)
  講演資料: NEXT21・504住戸改修の概要
 講師: 川島範久様(明治大学)
建材のリユース・リサイクル
 講師: 小野島一様(大林組)
シンガポール視察報告
 講師: 萩島理様(九州大学)
第5回拡大委員会「住宅性能表示とその効果」(2024年12月25日開催)
  講演資料: 省エネ性能表示制度について
 講師: 佐々木雅也様(国土交通省)
省エネ住宅の最新動向
 講師: 池本洋一様(SUUMO)
第6回拡大委員会「脱炭素材料と指定建築材料」(2025年1月9日開催)
  講演資料: 脱炭素建築材料の現状と建築物利用における課題
 講師: 野口貴文様(東京大学)
脱炭素型の建築材料と建築基準の対応
 講師: 前田亮様(国土交通省)
第7回拡大委員会「サーキュラーエコノミー」(2025年3月18日開催)
  講演資料: サーキュラーエコノミー:可能性~建築・都市の循環へ
 講師:菊地雪代様(アラップ)
サーキュラーエコノミーに関する最新動向:ゼロカーボンビル推進会議における議論を中⼼に
 講師:堀江隆一様(CSRデザイン環境投資顧問)
第8回拡大委員会「脱炭素建築の表現力」(2025年5月23日開催)
  発表講演: 末光弘和先生(九州大学)
川島範久先生(明治大学)