脱炭素都市・建築推進特別調査委員会
■お知らせ(2024.10.3 第3回資料UP)連続拡大委員会を開催します!(参加無料)
我が国は、2050年脱炭素社会の実現を2020年10月に宣言しました。また、2021年5月26日に改正地球温暖化対策推進法が成立し、2050年までに温室効果ガスの排出で実質ゼロ目指すことが法律上に明記され、我が国は2030年度の温室効果ガスを2013年度比46%削減するNDC(国が決定する貢献)を決定しました。その中で、住宅・建築物から排出される二酸化炭素は約32%であり、材料、施工時の排出量を含めると40%を超え、その対策は非常に重要になっています。都市・建築・住宅分野の脱炭素は建築界の発展にも繋がる可能性があり、早急に情報共有とその重要性を認識しておく必要があります。
このような背景のもと、2022年4月に設置された脱炭素都市・建築アクションプラン特別調査委員会では、建築分野が脱炭素に貢献すべき課題の抽出とともに、2度の総合研究協議会を開催しました。そこで議論された課題をさらに深堀すべく、2024年度より脱炭素都市・建築推進特別調査委員会が組織され、引き続き、脱炭素社会を推進するために本学会が何を為すべきかについての議論を行う予定です。
その検討にあたり、本会関連実務分野の取り組みを総攬するため勉強会部分を委員以外の本会関係者にもご参加いただけるようにいたしました。今年度第1回以降第7回までの予定をお知らせしますので、委員以外の方も奮ってご出席いただけますと幸いです。
このような背景のもと、2022年4月に設置された脱炭素都市・建築アクションプラン特別調査委員会では、建築分野が脱炭素に貢献すべき課題の抽出とともに、2度の総合研究協議会を開催しました。そこで議論された課題をさらに深堀すべく、2024年度より脱炭素都市・建築推進特別調査委員会が組織され、引き続き、脱炭素社会を推進するために本学会が何を為すべきかについての議論を行う予定です。
その検討にあたり、本会関連実務分野の取り組みを総攬するため勉強会部分を委員以外の本会関係者にもご参加いただけるようにいたしました。今年度第1回以降第7回までの予定をお知らせしますので、委員以外の方も奮ってご出席いただけますと幸いです。
*連続拡大委員会フライヤー(PDF)
第4回拡大委員会「建築廃棄物削減の取り組み」
日 時 : | 2024年11月6日(水)16:00~18:00 | |
場 所 : | 建築会館3F会議室(東京都港区芝5-26-20)+オンライン(Zoom) | |
講 師 : | 川島範久先生(明治大学),小野島一様(大林組) | |
参加登録: | 参加希望者は参加登録をお願いします(登録フォームは対面・オンライン共通です) |
第5回拡大委員会「住宅性能表示とその効果」
日 時 : | 2024年12月25日(水)16:00~18:00 | |
場 所 : | 建築会館3F会議室(東京都港区芝5-26-20)+オンライン(Zoom) | |
講 師 : | 佐々木雅也様(国土交通省),池本洋一様(SUUMO) | |
参加登録: | 参加希望者は参加登録をお願いします(登録フォームは対面・オンライン共通です) |
第6回拡大委員会「脱炭素材料と指定建築材料」
日 時 : | 2025年1月9日(木)16:00~18:00 | |
場 所 : | 建築会館3F会議室(東京都港区芝5-26-20)+オンライン(Zoom) | |
講 師 : | 野口貴文様(東京大学),前田亮様(国土交通省) | |
参加登録: | 参加希望者は参加登録をお願いします(登録フォームは対面・オンライン共通です) |
第7回拡大委員会「サーキュラーエコノミー」
《 開催済み 》
日 時 : | 2025年3月18日(木)16:00~18:00 | |
場 所 : | 建築会館3F会議室(東京都港区芝5-26-20)+オンライン(Zoom) | |
講 師 : | 菊地雪代様(アラップ),堀江隆一様(CSRデザイン環境投資顧問) | |
参加登録: | 参加希望者は参加登録をお願いします(登録フォームは対面・オンライン共通です) |
第1回拡大委員会「脱炭素を取り巻く国内外の情勢」(2024年7月29日開催)
講演資料: | 「脱炭素を取り巻く国内外の情勢」 講師: 田辺新一先生(早稲田大学) 「建築物のホールライフカーボン評価をめぐる国内の新たな取り組み」 講師: 伊香賀俊治先生(慶応義塾大学) |
第2回拡大委員会「海外LCAツールの紹介」(2024年8月20日開催)
講演資料: | 「欧州の動向とLCAツールの活用」 講師: 柿川麻衣様(ARUP) 「海外の建築用LCAツールとOne Click LCA日本版の紹介」 講師: 掛上恭様(住友林業) |
第3回拡大委員会「国内LCAケーススタディ事例」(2024年10月3日開催)
【問合せ先】一般社団法人日本建築学会 事務局(加藤) TEL: 03-3456-2057|Email: kato@aij.or.jp講演資料: | 「国内LCAケーススタディ事例」 講師: 田名網雅人様(鹿島建設) 「建築物のホールライフカーボンWLCの算定事例と今後の課題」 講師: 丹羽勝巳様(日建設計) |
■設置期間
2024年4月~2026年3月
■設置目的
脱炭素都市・建築アクションプラン特別調査委員会(2022~2023年度設置)では、脱炭素に向けた建築諸分野における現状と課題を捉え、具体的アクションを提示するための議論を進展させたが、この過程において以下の新たな課題も明らかとなった。
① 建設から廃棄までの全炭素排出量を算定する手法を作成する必要があること
② そのためには各分野からの情報開示が必要となること
③ 脱炭素の取り組みにについて市民を含めた社会全体を巻き込むこと
④ そのための学会の役割を明確にすること
本特別調査委員会では、これら課題に取り組みながら、脱炭素社会を推進するために本学会が何を為すべきかについての議論を進めていく。
■委員構成
委員構成は、会員サインインすると閲覧できます。
■調査研究の項目
・ | 建設から廃棄までのホールカーボンでのLCA評価手法についての提案 |
・ | LCA評価のための情報開示の促進方法の調査 |
・ | LCA評価の事例集の作成 |
・ | 市民を含めた脱炭素に関するステークホルダー巻き込みのための方法論の整理 |
・ | 脱炭素都市・建築推進のための政策課題 |
・ | 総合研究協議会の開催 |
・ | 脱炭素のための本学会の役割の提示 |
■傘下のWG
・ | LCA算出WG |
・ | 簡易版算出ツール検討WG |