第1回 会長・副会長からの近況報告(メルマガ)(2021年6月8日配信)

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5月31日に開催された総会、理事会で第57代会長に就任致しました。宜しくお願い申し上げます。大会、シンポジウム、委員会が新型コロナウイルス感染症ためリモートになっています。離れた場所からも参加できるため便利な点もありますが、終了後の懇親会など実際に顔を合わせてのコミュニケーションや議論が難しくなっています。そのようなこともあり、会員の皆様に理事会などの活動を報告する意味も考えて、月に一度程度、活動報告や理事会などで話題になったことをお伝えしたいと考えております。その話題の一つとして脱炭素があります。昨年10月に首相が発出した2050年までの脱炭素社会の実現に関する宣言は大きなインパクトがありました。私自身もこの波の中にあります。住宅・建築分野は我が国の二酸化炭素の1/3を排出しています。セメントや鉄などの材料、施工時の排出などを考えると4割に及ぶと予想されています。一方で、我々の研究や活動でカーボンニュートラルに貢献することもできます。カーボンニュートラルは、環境規制の強化と言うよりも、産業構造変革であると世界でいわれています。産業革命は、18世紀半ばから19世紀にかけて起こった一連の産業の変革と石炭利用によるエネルギー革命、それにともなう社会構造の変革と考えることができます。これに匹敵する変革に建築分野はどのような対応ができるのか、周辺状況も含めてお伝えするようにしたいと思います。会長としての所信は、「ウイズ・アフターコロナ時代における建築界の新しい発展を目指して」と題して学会HPに掲載(https://www.aij.or.jp/jpn/databox/2021/20210601.pdf)しています。2年間になりますが、宜しくお願い申し上げます。副会長の皆様と建築界の発展のために努力したいと考えております。
 
田辺 新一
会長 田辺新一(早稲田大学教授)
副会長を拝命して2年目に入りました。昨年度は、SDGs対応推進特別調査委員会委員長として「日本建築学会SDGs宣言(2021年3月8日)」の検討・発出と2021年度大会学術講演会および建築デザイン発表会の梗概投稿時におけるSDGsチェックの導入を担当いたしました。本会および会員の皆様の活動は、「持続可能なまちづくり(ゴール11)」と「つくる責任・つかう責任(ゴール12)」を核としてSDGsのほぼ全てのゴール達成に関係しています。今年度は、シンポジウム、大会総合研究協議会などの本会内活動にとどまらず、関連学協会および市民と協力して、諸ゴール達成に向けた具体的な行動を展開して参ります。会長・副会長と一丸となって建築界の進展のために尽力しますので、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
 
伊香賀 俊治
副会長 伊香賀俊治(慶應義塾大学教授)
副会長を拝命して2年目に入りました。昨年度は社会ニーズ対応推進委員会委員長として、特別調査委員会の公募・採択に関与して参りました。昨年度活動・今年度開始の委員会のテーマからは、デジタル、コロナ、SDGsといったキーワードが見て取れますし、これらは相互に関連し合ってもいます。今年度は総務委員会及び財務運営委員会の委員長を務めさせて頂きます。委員会の中で建築会館の今後のあり方は大きな課題ですし、上記3つのキーワードとも密接な関係があります。非力ではありますが、皆様のお力をお借りして取り組んでいきたいと思います。会長・副会長と一丸となって建築界の進展のために尽力しますので、ご支援の程よろしくお願い申し上げます。
 
福田 卓司
副会長 福田卓司(㈱日本設計取締役副社長執行役員)
東北大学の小野田です。田辺会長のもと、野口副会長、田名網副会長とともに5月31日に開催された総会、理事会で副会長を拝命いたしました。
大学で研究と教育に取り組みながら様々な実務にも関わってきましたが、すべての分野で状況が厳しくなっていることを感じる昨今です。当学会においては、ISAIAやJAABEの会議で、中国建築学会、韓国建築学会の先生方との交渉の現場に立ち、私どもの先達が国際貢献の一環として開拓された仕組みが、変革期にあることを実感しました。2020年からは、竹脇前会長のもと、建築計画委員会委員長として委員会の先生方とコロナ下での事業展開に汗をかいております。また、地方におりますので、そうした現場の声も代弁することが出来たらと思っております。新会長を支えながら、2年間務めさせて頂きたいと思いますので、宜しくお願い申し上げます。
 
小野田 泰明
副会長 小野田泰明(東北大学教授)
皆様のお力添えにより選出いただき、このたび副会長(学術・教育推進担当)を拝命いたしました東京大学・野口貴文です。専門分野は、建築材料・施工でありますが、これから2年間、伊香賀副会長・福田副会長・小野田副会長・田名網副会長とともに、微力ながら田辺会長をサポートして日本建築学会の発展のために精一杯働いて参りたいと思います。さて、昨年度来のCOVID-19の拡大によって、学会活動はもちろんですが、経済活動・日常生活など、あらゆる活動が変革を余儀なくされつつあり、建築空間・都市空間のあり方から、空間内外での人と人とのコミュニケーションのあり方や建築工事における資材調達・受発注に至るまで、建築計画・建築設計・建築生産などあらゆる建築活動に影響が生じてきていると思います。また、2050年カーボンニュートラルを目指すためには、建築分野の果たす役割は非常に大きく、資源循環をも見据えた建築活動が緊要であることは間違いありません。建築物は人間の活動にとって必要不可欠なものであり、過去から現在に至るまで、様式・技術等に修正・改良が加えられながら伝承されてきました。その貴重な歴史を引き継いだうえで新価値創造に向けて、会員の皆様とともに、建築における学術・技術・芸術の発展を促すことに携わることができれば幸いであります。
 
野口 貴文
副会長 野口貴文(東京大学教授)
東日本大震災から10年を迎えた現在、我々はコロナ禍による社会活動への大きな影響、気候変動による自然災害の激甚化、少子高齢化と人口減少社会への対応や社会資本の維持と改造など、引続き数多くの社会課題に直面しており、まさに未曾有の状態にあると言えます。その中で気候危機と2050年までの脱炭素社会の実現、持続可能な社会への移行へ向けた対応を一段と推し進め、社会基盤としての都市と建築の対応が急務といえます。脱炭素に向けては、特にZEBやZEHの推進を通した温室効果ガス排出量の大幅かつ持続的な削減が重要でありますが、現在までの建築における取組みに加えて、産業界からの要請も一層強化されると思われます。学会として、積極的な外部発信と研究・教育活動の推進が重要だと思っています。新会長を支えながら、務めさせて頂きたいと思います。
 
田名網 雅人
副会長 田名網雅人(鹿島建設㈱常務執行役員建築設計本部副本部長)


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