建築討論

マイホーム神話とコミュニティ幻想-建築と社会学の間


主催:日本建築学会 建築討論委員会
日時:2014年11月14日(金)18:30~20:00
会場:日本建築学会 建築書店


 建築が社会的な存在であるという命題は、ひどく当たり前であるために、かえってその意味を問われなくなっている。学際という言葉が語られるようになって久しいが、それも錆び付いた通行路のようになっているのではないか? 今回は気鋭の社会学者をゲストに招いて、居住やその元にある家族の問題から、都市やコミュニティの問題までを改めて論じてみたい。


ゲスト

山本理奈山本理奈(社会学者。東京大学総合文化研究科学術研究員)
 現代社会論、都市住宅学、家族社会学
 主著『マイホーム神話の生成と臨界ーー住宅社会学の試み』岩波書店2014


      八束はじめ(建築家、建築批評家。芝浦工業大学名誉教授)
      布野修司(建築計画、アジア都市建築史、建築批評。日本大学特任教授)

問題提起

問題提起:「近代家族」論と建築計画学

51CとnLDKの関係—その解釈学

シンポジウム「51C」は呪縛か
フロアから発言する内田雄造氏 フロアから発言する林昌二氏 会場風景
フロアから発言する内田雄造氏 フロアから発言する林昌二氏 会場風景
上野千鶴子氏 鈴木成文氏 司会 布野修司
上野千鶴子氏 鈴木成文氏 司会 布野修司

建築計画学、その栄光と終焉?

住居形態の諸問題

先進国における消費社会と非先進国における居住のあり方

住居という場—L空間と住空間の拡張について

住居における近代と前近代

臨界 そして再度規範と計画について

住居からコミュニティの方へ?

質疑



(文責 八束はじめ)

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