目指すべき鉄筋コンクリート造の耐震設計規準/指針は,建物の耐震性能に直接基づく耐震設計法,すなわち地震時の応答変位を直接的に評価し,それをもって地震動の大きさと応答時の状態を設計者が説明できるものとして整備されることが望まれます。本指針は、等価線形化法を用いて、想定する地震動に対する建物の応答変形を直接的に評価し、建物が保有する限界状態と比較することにより、建物の耐震性能を評価するものです。限界状態としては、指針では主に耐損傷性と耐震安全性を取りあげています。 現在,鉄筋コンクリート構造計算規準をはじめとし,多くの規準・指針が発行されていますが、本指針が鉄筋コンクリート系構造物のアンブレラコードとなることを目指しています。2023年度の刊行を目指して専門家によるレビューを行っておりますが、会員のみなさまにもお目通しいただき、ご意見をうかがうことになりました。ぜひ、多角的な観点から建設的なコメントをお寄せください。 なお、ご意見は日本建築学会会員番号・氏名を明記のうえ、下記宛にEメールでお送りください。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
日本建築学会 構造委員会 鉄筋コンクリート構造運営委員会 応答スペクトルによる耐震設計小委員会 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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