補強コンクリートブロック造は,空洞コンクリートブロックを目地モルタルを用いて組積し鉄筋により補強した部分充填形ブロック造の耐力壁,および鉄筋コンクリート造の臥梁,床・屋根スラブ,布基礎などで構成された構造で,壁式構造のひとつです。 本構造建物は,本会の「補強コンクリートブロック造設計規準」が活用され,全国各地に広く建設されてきましたが,竣工後長い年月を経た建物が多くなり,建設当時の設計規準も改定され,主要な構造材料である空洞コンクリートブロックのJIS規格も改正されてきていることから,既存補強ブロック造建物の現況の耐震性能を検証する必要性が高まっていることに鑑みて,「既存補強コンクリートブロック造建物の耐震性能評価指針(案)・同解説」を作成しました。本指針では,本構造建物の調査方法について示すとともに,極めて稀に生じる地震に対する安全性を評価する方法として3つの方法を提示しています。 現在,2022年度の刊行を目指して専門家によるレビューを行っていますが,会員のみなさまにもお目通しいただき,ご意見をうかがいたいと思います。ぜひ,多角的な観点から建設的なコメントをお寄せください。 なお,ご意見は日本建築学会会員番号・氏名を明記のうえ,以下宛にEメールでお送りください。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
日本建築学会 構造委員会 壁式構造構造運営委員会 既存補強コンクリートブロック造耐震性能評価指針検討小委員会 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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