壁式構造運営委員会「壁式鉄筋コンクリート厚肉床壁構造検討小委員会」において,2014年度より鋭意検討を重ね,今般「壁式鉄筋コンクリート厚肉床壁構造設計指針(案)・同解説」を作成するに至りました。 壁式鉄筋コンクリート厚肉床壁構造は,同様の構造形式である壁式鉄筋コンクリート造における壁梁の幅を大きくすることで壁梁のせいを減じることを可能としている点に特徴を有しています。 本構造は,けた行方向が厚さを250 mm以上とした耐力壁(厚肉耐力壁)と幅が厚肉耐力壁厚の2〜3倍でせいが250 mm〜350 mm程度の幅広の壁梁(扁平壁梁)から構成(一部の構面は耐力壁と壁梁より構成される架構の配置も許容)され,張り間方向が耐力壁と壁梁より構成される架構より構成され,スラブ,基礎・基礎梁が一体化した構造です。 壁式鉄筋コンクリート厚肉床壁構造は,過去の被害地震においても殆ど無被害ならびに小破に留まっている耐震性能の高い壁式鉄筋コンクリート造における壁梁の存在による自然光が減じられる点の改善や開放性のある室内空間の提供が可能となる構造となっています。 現段階での本文案へのご意見等を募集致しますので,ご協力方宜しくお願い致します。 なお、ご意見は日本建築学会会員番号・氏名を明記のうえ、以下宛にEメールでお送りください。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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