鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁で構成される混合構造(以下、RCS構造と称す)に関しては、2001年に本会より『鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁混合構造の設計と施工』が刊行され、当時の研究の現状を紹介するとともに、設計における考え方や要点を整理して解説しました。同書はその後、RCS構造の設計に対する基礎資料として活用され、近年ではRCS構造の実施設計および建設が数多く報告されています。 柱RC梁S混合構造設計小委員会を設置し、RCS構造の技術の発展および適正な設計・施工法の普及等を目的として、本構造の設計指針の作成を進めています。本指針では先の刊行物をもとにし、その後の研究成果を盛り込んでおり、また、柱梁接合部の基本的なディテールに限定して許容耐力および終局耐力の計算式および架構の設計法の考え方等を示しています。 現在、2020年度の刊行を目指して専門家によるレビューを行っていますが、会員のみなさまにもお目通しいただき、ご意見をうかがいたいと思います。ぜひ、多角的な観点から建設的なコメントをお寄せください。 なお、ご意見は日本建築学会会員番号・氏名を明記のうえ、以下宛にEメールでお送りください。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
日本建築学会 構造委員会 鋼コンクリート合成構造運営委員会 柱RC梁S混合構造設計小委員会 | |||||||||||||||||||||||||||||||
|