本会では『プレストレストコンクリート設計施工規準・同解説』(以下、PC規準)や『プレストレスト鉄筋コンクリート(V種PC)構造設計・施工指針・同解説』(以下、PRC指針)等を刊行することにより、プレストレストコンクリート造建築物の構造設計を可能とするような種々の有益な情報を提供してきました。そこでは、長期応力に対する許容応力度設計と、大地震動などによる終局強度設計用応力に対する終局強度設計とを行うことを基本としています。 しかしながら兵庫県南部地震(1995年)の発生を契機として、諸々の構造性能を積極的に実現することを可能とする新たな設計手法の開発が、社会的に要請されるようになりました。いわゆる性能評価型設計法です。こうした潮流にあって所定の性能を検証するためには具体的な構造性能評価手法の確立が不可欠であるため、『プレストレストコンクリート造建築物の性能評価型設計施工指針(案)・同解説』(以下、PC性能評価指針)を作成しました。本指針は以下の四つの指針と設計例からなっています。
現在、2014年3月の刊行を目指して構造委員会内でレビューを行っております。会員のみなさまにも『プレストレストコンクリート造建築物の性能評価型設計施工指針(案)・同解説』にお目通しいただき、ご意見を伺うことになりました。ぜひ多角的な視点から建設的なコメントをお寄せください。 なお、ご意見は日本建築学会会員番号・氏名を明記のうえ、下記宛にEメールでお送りください。 |
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日本建築学会 構造委員会 プレストレストコンクリート構造運営委員会 PC規準指針小委員会 |
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