現在、本指針の改定作業を進めております。今回の改定では、最近の長周期地震動研究や新潟県中越沖地震の被害例を踏まえ、スロッシング検討用のスペクトルやタンク固定屋根への衝撃圧、腰掛圧の提示など、タンクの耐震関係を充実させました。スロッシング現象の減衰定数を示し、浮き屋根への圧力、応力も評価することとしました。またサイロ粉粒体出し入れ時の圧力に関する最新の知見から局所圧力を導入し、槽壁、ホッパー壁にかかる設計圧力も改定しました。小委員会での検討を経て今回修正を加えなかったものとしては、等価線形化の考え方を取り入れずDs、Dηに拠ったこと、サイロ粉体圧の基礎式にランキン土圧を引き続き用いたこと、等があげられます。 2009年度発行にあたり、会員のみなさまに本指針の本文をお目通しいただき、ご意見をお伺いすることになりました。ぜひ多角的な観点から建設的なコメントをお寄せください。 ご意見は、日本建築学会会員番号・氏名を明記のうえ下記宛にEメールでお送りください。 |
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日本建築学会
構造委員会 容器構造小委員会 |
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