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わが家の耐震 −RC造編−

6. 地震被害を受けた建物の簡易な診断


大きな地震の直後には,多数の余震が発生する可能性が高く,この余震のため被災建物の一部が落下したり,倒壊したりするなど非常に危険な場合があります。

あなたが所有する建物が被害を受けたときには,この診断表により自己診断をして下さい。「危険」または「要注意」と診断されたときは,近くの安全な施設にいそいで避難して下さい。しかし,この診断結果はあくまで目安です。安全と診断された場合でも専門家の診断を受けて下さい。なお,本診断表と次の「建物概要」は,専門家の診断の際に大変役にたつ資料となりますので,あらかじめ記入して分かりやすいところに保管しておくことを,おすすめします。

 

RC造建造物の簡易な診断法[*6]
質問(次の質問の該当するところに○をつけてください)
質問1 建物周辺に地すべり,がけくずれ,地割れ,噴砂・液状化などが生じましたか?
  I.いいえ II.生じた III.ひどく生じた
質問2 建物が沈下していますか? あるいは,建物の周辺の地盤が沈下しましたか?
  I.いいえ II.10cm以上沈下している III.20cm以上沈下している
質問3 建物が傾斜しましたか?
  I.いいえ II.傾斜しているような感じがする III.明らかに傾斜している
質問4 床が壊れましたか?
  I.いいえ II.少し傾斜している。下がっている III.大きく傾斜している。下がっている
質問5 柱が壊れましたか?
  I.いいえ II.コンクリートがはがれている II.大きなひび割れが入っている
  II.中の鉄筋が見えている III.柱がつぶれている
質問6 壁(耐震壁)が壊れましたか?
  I.いいえ II.コンクリートがはがれている II.大きなひび割れが入っている
  II.中の鉄筋が見えている III.壁がくずれている
質問7 パラペット,外壁,看板,屋上突出物(ペントハウス,効果水槽他)などが落下しましたか?
  I.いいえ II.落下しそう(何が:   ) II.落下した(何が:     )
(Vの回答はありません)
診断(質問1から7を集計して下さい)
「III」の答えが一つでもある場合は「危険」です。
「II」の答えが一つでもある場合は「要注意」です。
    
集計  I   II   III 
              
安 全 要注意

危 険

安 全:建物に入れますが,注意を怠らないこと
要注意:建物に入れますが,十分注意
危 険:建物に立ち入ることは危険です

 

 

建物概要

専門家の診断に大変役にたつ資料となりますので,あらかじめ記入してわかるところに保管しておくことを,おすすめします

建物名称:
所 在 地:
所 有 者: 氏名   電話番号
管 理 者: 氏名   電話番号
記 入 者: 氏名   電話番号
建 設 年: 明治,大正,昭和,平成 (   年)
建物概要: 地上  階, 地下  階  (長辺×短辺):  m×  m(  m2)
構造種別: (該当する者には○印をつけて下さい)
1.鉄筋コンクリート造(RC造), 2.鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造), 3.鉄骨造(S造)
4.補強コンクリートブロック造(CB造), 5.組積造, 6.木造, 7.その他(         )
外装: 該当する者には○印をつけて下さい)
1.打放し, 2.モルタル, 3.タイル, 4.れんが, 5.石貼り, 6.PCカーテンウォール
7.金属カーテンウォール, 8.ALC板, 9.ブロック, 10.ボート, 11.その他(        )

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