『建築地盤アンカー設計施工指針・同解説』は1991年に初版が発刊され、2001年に改定版(第2版)が刊行された。
その後、地盤アンカー関連では、その技術的動向の調査・検討を踏まえて、『建築地盤アンカー設計施工事例集』(1997)、『地盤アンカーの設計・施工に関するQ&A』(2010)が発刊されている。 地盤アンカー工事は、建築工事における安全性・経済性および環境条件への適合性の観点から重要な役割を担っており、近年では、耐震補強のための本設地盤アンカーの使用も増加している。 また、山留め支保工として用いられる仮設地盤アンカーは工事条件の多様化もあり、以前にも増して使用頻度が高くなっている。 特に、除去式地盤アンカーの中で一般的に使用されているアンボンド型地盤アンカーの設計・施工指針は、本会『建築地盤アンカー設計施工指針・同解説』(2001)が建築関連で唯一のアンカー指針であり、設計から施工に関する指針として技術の拠り所となっている。 このたび16年振りに改定を予定している第3版では、基本的な考え方は第1版・第2版を踏襲するが、社会環境条件の変化と地盤アンカーの技術の進展を反映させた指針を目指している。 現在、2017年11月刊行を目標にして専門家によるレビューを行っておりますが、会員のみなさまにもお目通しいただき、ご意見をうかがうことになりました。ぜひ多角的な視点から建設的なコメントをお寄せください。 なお、ご意見は日本建築学会会員番号・氏名を明記のうえ、下記宛にEメールでお送りください。 | |||||||||||||||||
日本建築学会 構造委員会 仮設構造運営委員会 地盤アンカー指針改定小委員会 |
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