支部企画

「西脇小学校/西脇市民会館」見学会

概 要 今回は、「日本のへそ」として知られる兵庫県の西脇市に建つ、2つの優れた近代建築を見学する。西脇小学校の木造校舎は1937年に竣工したもので、設計者は戦前から戦後にかけて兵庫県を拠点に活躍した建築家の内藤克雄(1890-1973)。建物は、下見板張りのシンプルなものが3棟平行配置されているが、要所にセッション風の装飾が施された魅力的なものである。2008年には兵庫県の景観形成重要建造物に選定されており、映画「火垂るの墓」のロケ地としても使用された。
ところが、2013年7月に耐震性の問題を理由に、西脇市がRC造の校舎に建て替えることを発表し、突如存続の危機に晒された。しかし卒業生を中心に市民が立ちあがり熱心な保存運動を展開し、日本建築学会近畿支部が保存要望書を提出するなど協力したことも実って、2015年2月には西脇市が3棟とも保存活用することを決定した。今回は、建物の見学と合わせて保存運動の当事者に講演いただき、保存運動の成功の要因や課題についても考えたい。
また西脇市民会館は1966年に竣工したもので、設計者は根津耕一郎(1933- )。西脇市庁舎(1968年)や日本万国博覧会協会本部ビル(1970年)など、大阪を拠点に多数の建築の設計を手掛けた建築家である。建物は打ち放しコンクリートによるモダニズム建築であるが、ホール部分はシンボリックなデザインで異彩を放っており、壁面や床面に立杭焼きのタイルが貼られているなど、見どころも多い。竣工後50年を前に、戦後建築の価値と今後のあり方を考える契機としたい。
主 催 近畿支部 (企画:当支部近代建築部会)
日 時 11月7日(土)13:00~17:00
定 員 30名(申込み先着順)
参加費 無料(資料代は実費徴収)
集合場所 返送する参加証にて通知する 
解 説 笠原一人(京都工芸繊維大学大学院 助教)
吉田稔美(西脇小学校木造校舎を想う会発起人)ほか
申込み・問合せ FAXまたはEメールに「氏名、所属先名、連絡先(TEL,FAX,E-mail)」を明記のうえ申込む。近畿支部のホームページからも申込める。
近畿支部事務局
TEL:06-6443-0538 FAX:06-6443-3144
E-mail:aij-kinki@kfd.biglobe.ne.jp

詳細は、支部HP参照 http://kinki.aij.or.jp/


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