COVID-19に関連した日本建築学会の活動情報(リンク集)(2022年6月29日更新)
このリンク集は、日本建築学会の会員や委員会のCOVID-19に関する活動内容をできる限り早く、皆様にお届けすることを意図したものです。リンク先の内容は、本会として総意を得た意見表明ではなく、あくまで発信者である当該会員あるいは委員会の見解であることを記します。
そのため、その内容については本会ウェブサイトの免責事項に従いますので、その利用にはご注意ください。
(参考)日本建築学会ウェブサイト利用上の注意(免責事項)
https://www.aij.or.jp/immunity.html
1. 住宅内にビニールカーテンによる仮設の陰圧室を作り出す方法
環境工学委員会空気環境運営員会の山本佳嗣委員(東京工芸大学)と倉渕隆委員(東京理科大学)は、新型コロナウイルス(COVID-19)陽性
患者がやむを得ない事情で自宅療養する際に、ビニールカーテンにより住宅内に仮設の陰圧室を作り出す方法を考案し、その性能検証の測定を
行いました。(環境工学委員会/空気環境運営委員会)
http://www.arch.t-kougei.ac.jp/yoyamamoto/wp/wp-content/uploads/2020/05/nr0529.pdf
2. レジリエント建築タスクフォース資料
レジリエント建築タスクフォースでは、従来の自然災害リスクに対する建築物のレジリエンスに加えて、感染症リスク等に対するレジリエンスに
ついても検討を行っている。以下の資料は2020年6月3日に開催された タスクフォース会合の資料の一部である。
(企画運営委員会/レジリエント建築タスクフォース)
・COVID19に対する組織・社会のリジリエンスをどう評価するのか:牧紀男(京都大学防災研究所)
http://www.aij.or.jp/jpn/symposium/2020/20200713_1.pdf(2020. 7.13 修正版)
・種々のリスクに対してレジリエンスを高める要素の分類:竹脇出(京都大学)
http://www.aij.or.jp/jpn/symposium/2020/20200605_2.pdf
・変容する自然災害への対応WG:西嶋一欽(京都大学防災研究所)
http://www.aij.or.jp/jpn/symposium/2020/20200605_3.pdf
3. 学校における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気について
環境工学委員会 空気環境運営委員会 換気・通風による感染対策WG(長谷川麻子主査(熊本大学))の飯野由香利委員(新潟大学)と倉渕隆委員
(東京理科大学)は、これまでの研究成果をもとに、多くの児童・生徒が在室する学校施設において、教職員のみなさまが現場で具体的に実施で
きる感染対策としての「換気」の方法をまとめました。文部科学省や自治体などからの通達を具現化する際にお役立ていただければ幸いです。
http://news-sv.aij.or.jp/kankyo/s7/school_vent_instruction_1.pdf
また、冬を迎え、換気と感染対策の両立に苦慮されている教職員のみなさまへ、地方独立行政法人北海道立総合研究機構(道総研)のwebsite
『「北海道の冬季の寒さに配慮した学校の換気方法」の提案について』をご紹介します。これは、北海道の研究者らが取りまとめた資料ですが、
環境工学委員会 空気環境運営委員会 換気・通風による感染対策WGの村田さやか委員が中心的な役割を果たしたので、ここに報告するものです。
http://www.hro.or.jp/list/building/koho/develop/gakko_kannki.html
4. 夏季対策の提案
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症(COVID-19)が続く中、夏期に向けた冷房と換気の方法が問われています。建物用途に対応した空調・
換気制御、熱中症対策を踏まえた空調・換気について啓発すべき内容をまとめました。
本報告は、厚労省の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議に向けて、国立保健医療科学院が中心となって、建築衛生分野の有志のご協力の下で
取りまとめたものですが、多くの本学会員がこの作成に関わっていますので、ここに紹介するものです。
https://www.niph.go.jp/soshiki/09seikatsu/arch/COVID19_summer.pdf
なおこの内容は英語論文にまとめられJAR(Japan Architectural Review)に掲載されました。
http://dx.doi.org/10.1002/2475-8876.12183
5. 住宅における換気によるウイルス感染対策について
環境工学委員会 空気環境運営委員会 換気・通風による感染対策WG(長谷川麻子主査(熊本大学))の鳥海 吉弘 委員(東京電機大学)と山本 佳嗣 委員
(東京工芸大学)は、これまでの研究成果をもとに、一般住宅においてご家族のみなさまが実施できる感染対策としての「換気」の方法をまとめ ました。
先に公表済みの「住宅内にビニールカーテンによる仮設の陰圧室を作り出す方法」についても解説してありますので、家庭内感染が目立つ昨 今、対策にお
役立ていただければ幸いです。
http://news-sv.aij.or.jp/kankyo/s7/House_vent_1.pdf
6. -密閉を避ける-避難所での換気の5つのポイント
環境工学委員会 空気環境運営委員会 換気・通風による感染対策WG(長谷川麻子主査(熊本大学))の飯野 由香利 委員(新潟大学)、小林 光 委員
(東北大学)、山本 佳嗣 委員(東京工芸大学)は、これまでの研究成果をもとに、避難所において実施できる感染対策としての「換気」の方法をま
とめました。災害直後の緊急時であっても、即座に見て分かりやすいよう、佐藤 正章氏(鹿島建設)のご協力によるイラストをふんだんに採り入れて
います。各自治体の災害対策や、ご家庭や学校での防災教育の一環として、お役立ていただければ幸いです。
http://news-sv.aij.or.jp/kankyo/s7/Hinanjo_vent_1.pdf
7. 建築設備の適切な運用方法について
本総説は、空気調和・衛生工学会のHPにて2020年9月7日に公開された「新型コロナウイルス感染対策としての空調設備を中心とした設備の運用につ
いて(改訂二版)」に、最新の知見を加えて加筆・編集し、新型コロナウイルス感染リスクを制御するための空調・衛生設備の適切な運用方法につい
てとりまとめたもので、JAR(Japan Architectural Review)に掲載されました。
執筆に建築学会員がかかわっていることから、ここに紹介いたします。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/2475-8876.12238
8. パーティションによるエアロゾル遮蔽効果について
環境工学委員会 空気環境運営委員会 換気・通風による感染対策WG(長谷川麻子主査(熊本大学))の山本佳嗣委員(東京工芸大学)と感染伝播と空
気質WG(金勲主査(国立保健医療科学院))の尾方壮行委員(東京都立大学)、林基哉委員(北海道大学)、鍵直樹委員(東京工業大学)は、早稲田大
学の田辺新一教授とともに東京工芸大学風工学研究センターにおいてパーティションによるエアロゾル遮蔽効果を評価する実験を行い、その成果をま
とめました。本資料ではエアロゾル流動に関する可視化映像についても紹介しております。
http://www.collaborate.wind.t-kougei.ac.jp/document/JURC_211028.pdf
9. 第30回空気シンポジウム『ウイルスと換気対策』資料
環境工学委員会・空気環境運営委員会では、ウイルスに対する換気対策について議論し理解を深めることを目的として、2021年9月6日にシンポジウム
を開催しました。シンポジウムの当日配布資料は10月8日より参加者以外にも公開しておりますので、ご参考になれば幸いです。(パスワード:30ASympo)
http://news-sv.aij.or.jp/kankyo/s7/Handout/2021/2021AirSympo.pdf
10.「おうちの換気」ポイントまとめ!換気の専門家にインタビュー①
日本建築学会 田辺新一 会長(早稲田大学)と環境工学委員会 空気環境運営委員会 柳 宇 委員(工学院大学)は、住宅において実施できる「換気」
の知恵や工夫について、東京都福祉保健局(iCDC)のインタビューに回答するかたちで、一般向けに分かりやすく解説しています。東京都iCDCのサイト
で既に公開されている資料ですが、当学会の会長および会員が関わっていますので、ここに紹介させていただきます。
https://note.com/tokyo_icdc/n/nf01ac9038ded
11. オフィス・通勤時の感染予防!換気の専門家にインタビュー②
日本建築学会 田辺新一 会長(早稲田大学)と環境工学委員会 空気環境運営委員会 柳 宇 委員(工学院大学)は、オフィスや通勤時の感染対策に
ついて、東京都福祉保健局(iCDC)のインタビューに回答するかたちで、一般向けに分かりやすく解説しています。東京都iCDCのサイトで既に公開され
ている資料の第2弾であり、当学会の会長および会員が関わっていますので、ここに紹介させていただきます。
https://note.com/tokyo_icdc/n/nf876d41ff994
12. 新型コロナ対策に関する分かりやすいQ&A
本Q&A集は「空調・換気を専門にしていない方」のために作成したものです。感染リスクを減らすためにはどのような対策を取るべきか、換気はど
うすればよいのか、空気清浄機やサーキュレータはどのように使うべきか、空間噴霧や紫外線殺菌など疑問も多いと思います。本Q&A集は、建築と空
調・換気設備で何をどうすればよいのかを、なるべく簡潔な文章で分かりやすく解説します。まずは、Q&A形式で基礎情報をご覧になり、さらに詳し
く知りたい方は各スライドの下段に紹介している参考資料をご覧ください。(空気環境運営委員会/感染伝播と空気質WG)
http://news-sv.aij.or.jp/kankyo/s7/
http://news-sv.aij.or.jp/kankyo/s7/QandA_COVID-19.pdf
13. COVID-19陽性者搬送車内の気流を可視化 ~ドライバーをウイルスから守る~
環境工学委員会 空気環境運営委員会 換気・通風による感染対策WG(長谷川麻子 主査(熊本大学))の小林 光 委員(東北大学)らは、陽性者搬送
車内の気流を可視化。前後座席間にビニールなどで簡易な間仕切りを設け,エアコンの外気導入を使用した与圧を行う事で,簡単に後部座席(陽性者
座席)からの気流の流れ込みをシャットアウトできることを確認した。陽性者を自動車の後部座席に乗せて送迎する際のノウハウとして参考にされた
い。
https://www.eng.tohoku.ac.jp/news/detail-,-id,2099.html?fbclid=IwAR3LNYs5yJB5b9RZLYstg8J5p4dKY_itIrd-IlHrtdyJtyOH7dx7Y6L6vuQ
14. 高齢者施設および障害者施設における換気のチェックリスト
日本建築学会 田辺新一 会長(早稲田大学)と環境工学委員会 空気環境運営委員会 柳 宇 委員(工学院大学)は、高齢者施設および障害者施設に
おける換気のチェックリストを分かりやすくまとめ、東京都福祉保健局(iCDC)のwebsiteから一般向けに発信しています。東京都iCDCのサイトで既に
公開されている資料ですが、当学会の会長および会員が関わっていますので、ここに紹介させていただきます。
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/kansen/corona_portal/iryokikan/koureisyachecklist.html
◎その他(会長緊急談話など)
●新型コロナウイルス感染症制御における「換気」に関して(会長緊急談話)
●新型コロナウイルス感染症制御における「換気」に関して(会長緊急談話)ー英語版のアップについてー
・以下のサイトに英語版がアップされました。
https://www.aij.or.jp/jpn/databox/2020/20200323_Eng_final.pdf
●新型コロナウイルス感染症制御における「換気」に関して/「換気」に関するQ&A
●― 緊急会長談話 ― 新型コロナウイルスへの感染の防止と復旧に対する本会の対応
●種々のリスクに対して社会のレジリエンスを高めるための多様な視点
●Extended English Version of Message from President(学会長からのメッセージの拡張英語版)
●電子会議システムを利用した講習会・シンポジウム等の開催方式