国際交流 国際活動情報ブログ詳細

原田敬美

トルコ、コジャエリ大学で第5回国際震災シンポジウム開催
トルコ第二の都市圏コジェアリ都にあるコジャエリ大学で国際震災シンポジウムが6月10日から12日まで開催された。

コジャエリ都はイスタンブールから東へ100kmに位置する。1999年8月17日にギョルジュク市を震源にコジャエリ地域で大震災が発生、2万人以上が犠牲になった。死因のほとんどが建築物崩壊である。講演は①災害管理、②地震工学、③構造解析、④危機管理、⑤建築都市計画の5分野である。主催者のコジャエリ大学建築学部長から招聘があり、東日本大震災の状況と復興計画について報告をした。さらに、シンポジウムにパネラーとして参加、また、建築セッションの司会進行役を務めた。講演者は134名。発表者の半数以上が女性研究者であった。震源地のギョルジュク市長と面会、現在は立派に復興なり、環境に配慮した観光都市として発展をしている。トルコで教授をしている日本人研究者1人も発表、他にトルコで防災の支援活動をしているJICA派遣の専門員2人が傍聴した。地震大国である日本とトルコが地震災害、震災復興に関して情報交換が進むことを期待したい。