国際交流 国際活動情報ブログ詳細
原田敬美
ブルガリア、ソフィア、第16回トリエンナール開催
ブルガリアの首都ソフィアでトリエンナールが5月17日から20日まで国際建築アカデミー主催(会長はゲオルギ・ストイロフ、元国際建築家協会長、元ソフィア市長)で、ソフィア建築大学で開催された。世界各国から200点のパネル展示と講演会。基調講演はイタリアのマシミリアーノ・フクサス、槇文彦、オランダのエリック・ヴァン・エゲラートの3名。さらに各国から30名が最近の建築デザインなどについて講演した。槇氏は最近のニューヨークのワールドトレードセンター跡地開発について講演。中国は初参加、北京オリンピックの鳥の巣の設計者クイ・カイ氏が最近の中国の建築事情について講演した。私は昨年10月から本年2月まで国立近現代建築資料館で開催された菊竹清訓展について報告した。菊竹氏はトリエンナール主催団体の国際建築アカデミーの会員でソフィア・トリエンナールの常任講演者でもあり、菊竹氏の世界の建築界に与えた影響、偉業について講演した。4日間で世界の指導者の講演を聴き、パネル展示を鑑賞できる機会は滅多にない。日本の若手建築家も是非参加いただきたい。