持続可能な開発目標(SDGs)に関連した日本建築学会の活動情報(2025年1月27日更新)

 SDGsは国連加盟国が2015年9月に全会一致で採択した「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中で掲げられた目標です。
人間、地球および繁栄のための行動計画として、17の目標(ゴール)と169の項目(ターゲット)が示されました。
本会では2017年ごろからSDGsへの対応の必要性を認識し、2018年度大会(東北)でSDGsをテーマにした初のパネルディスカッションを開催しました。
また、2019年度にSDGs対応タスクフォースを設置し、各分野から委員に集まっていただき、SDGsへの対応方針に関するアンケートを実施しました。
さらに、2020年度から特別調査委員会として2年間活動を行い、2020年1月20日には建築会館ホールでシンポジウムを開催しました。
その活動成果として、17の目標(ゴール)を独自の7つの目標(テーマ)に再編した日本建築学会行動指針(案)を作成しました。
その後、理事会の承認を受け、公開委員会を開催して指針案について広く討議した上で2021年3月8日に日本建築学会『SDGs宣言』として公表しました。
2022年度からは建築SDGs宣言推進特別調査委員会としてアクションプランの具体化に向けた議論をさらに重ね、
2024年4月17日に『持続可能な建築・まちづくりのための日本建築学会SDGsアクション』として公表しました。
 

1. 日本建築学会SDGs宣言(2021年3月8日公開)


 本会は、国連で採択された2030アジェンダおよびSDGsの達成のために、建築・都市・地域分野における調査・研究・教育・社会貢献活動を行って参ります。
また、持続可能で全ての人々が幸福を享受できる環境の創造と維持のために行動していきます。本会の活動はSDGsの全ての目標に関係しておりますが、
特に市民及び関連分野と協力しながら持続可能なまちづくり(ゴール11)とつくる責任・つかう責任(ゴール12)を核として行動していきます。
本会と会員は、本会の倫理綱領と行動規範に基づく科学・技術・芸術の融合した活動を行ってまいります。
会員は各自の専門知識がSDGsの達成に寄与しうるものであることを自覚し、各自の活動の場においてSDGsの達成に尽力するとともに、
関連する諸活動に積極的に参加することが望まれます。本会は、運営においてもジェンダー、働き方、公正性等についてもSDGsの視点からの
見直しと行動を展開し、関連学協会とも連携してSDGsの目標を達成していきます。
SDGs建築の行動方針として、ゴール11「持続可能なまちづくり」とゴール12「つくる責任・つかう責任」を核とし、その他15のゴールを組み合わせた、
下記の7つのテーマを決め具体的していきます。
 a. 科学技術での貢献
 b. 健全な環境づくり
 c. 良好な社会ストックの維持活用
 d. 気候危機・地震等災害対応と脱炭素社会
 e. 生態系の保全と適正利用
 f. 衣食住の保障と平和で平等な社会づくり
 g. 建築とまちづくり教育
宣言文および具体的な行動方針については以下のリンク先の資料でご確認ください。

日本建築学会『SDGs宣言』(2021年3月8日)
 

2. 持続可能な建築・まちづくりのための日本建築学会SDGsアクション(2024年4月17日公開)


 本会では、2021年3月に『日本建築学会SDGs宣言』を公開した後も建築SDGs宣言推進特別調査委員会として活動を継続し、
SDGs達成に資するアクションプランの策定に関して議論を重ねて参りました。委員会で検討した日本建築学会SDGsアクション(案)は
2023年9月の学会大会中に開催された総合研究協議会や2024年初頭に行ったパブリックコメントを経てブラッシュアップを加え、
その成果物が2024年4月17日に『持続可能な建築・まちづくりのための日本建築学会SDGsアクション』として公開されました。
アクションの具体的な内容については以下のリンク先の資料でご確認ください。

『持続可能な建築・まちづくりのための日本建築学会SDGsアクション』(2024年4月17日)
 

3. AIJ-SDGs推進特別調査委員会(2024年4月~2026年3月)


 SDGsの目標年である2030年までの折り返し地点(Halfway to 2030)を過ぎ、これまで以上にSDGs達成に資するアクションが求められています。
本会ではSDGsアクションの内容を具体化するべく、SDGs対応推進特別調査委員会(2022年4月~2024年3月)を設置して議論を重ね、
2024年4月17日に『持続可能な建築・まちづくりのための日本建築学会SDGsアクション』を公開するに至りました。
 この日本建築学会SDGsアクションの推進を促し、フォローアップとレビューを行うために2024年度よりAIJ-SDGs推進特別調査委員会を新たに設置しました。
今後も本会では関係者の皆様と情報共有を密に図りながら、専門分野の強みを統合させつつ、具体的な実践につなげていく予定です。

AIJ-SDGs推進特別調査委員会ウェブサイト

 なお、AIJ-SDGs推進特別調査委員会の具体的な活動の一つとして、
本会会員が大会に投稿した学術講演梗概、建築デザイン発表梗概の内容とSDGsの17つのゴールの関係を分析しています。
2022年度時点の大会梗概データの暫定分析結果は以下をご参照ください。

建築学会会員のSDGs関連活動の分析(2022年度大会梗概データの暫定分析結果)
 

4. 過去の特別調査委員会の活動報告書


 本会では、2019年度に設置されたSDGs対応タスクフォースを発展させる形で2020年度~2021年度にかけてSDGs対応推進特別調査委員会を設置し、
さらに、2022年度~2023年度にかけて建築SDGs宣言推進特別調査委員会を設置して具体的な方針、アクションプランを検討して参りました。
過去の特別調査委員会における活動成果を報告書に取りまとめておりますので適宜以下のリンク先からご参照ください。

SDGs対応推進特別調査委員会活動報告書(2022年3月)
建築SDGs宣言推進特別調査委員会活動報告書(2024年3月)
 

5.SDGsに関するシンポジウム、ワークショップ、勉強会など


 本会で実施した/実施を予定しているSDGsに関連した公開勉強会やシンポジウムなどについては以下をご参照ください。
随時情報は更新してまいります。

AIJ-SDGs Day 2025
 主題:-AIJ-SDGsアクションの加速に向けて-
 日時:2025年2月19日(水)10:00~16:00(予定)
 場所:建築会館ホール
 詳細:SDGs関連研究・教育・実践活動に関する報告会を開催します。
    発表梗概の応募を募集しています。応募要領はこちらでご確認いただけます。
 応募方法:こちらから発表梗概を登録ください。

・2024年度大会 AIJ-SDGs推進特別調査委員会主催 研究協議会(終了しました)
 主題:日本建築学会SDGsアクションプランの実践
 副題:-SDGs教育・社会ストック・住の貧困面からの報告-
 日時:2024年8月29日(木)9:30~13:00(予定)
 場所:明治大学アカデミーコモンホール

・2023年度大会 建築SDGs宣言推進特別調査委員会主催 研究協議会(終了しました)
 主題:持続可能な建築・まちづくりのための日本建築学会SDGsアクション
 日時:2023年9月14日(木)10:00~13:00
 場所:京都大学百周年時計台記念館百周年記念ホール+オンライン

・建築SDGs宣言推進特別調査委員会主催 公開委員会(終了しました)
 主題:建築関連学協会のSDGsアクションに向けて
 副題:-残された8年の建築系協働SDGsアクションを問う-
 日時:2023年3月9日(木)15:00~18:00
 場所:Zoomによるオンライン開催

・2022年度大会 SDGs対応推進特別調査委員会主催 研究協議会(終了しました)
 日時:2022年9月6日(火)9:00~12:00
 場所:Zoomによるオンライン開催
 

6. 本会会員によるSDGsに関する論文発表等


 本会の会員が過去に発表したSDGsに関する論文等は以下から検索可能です。

日本建築学会論文検索(キーワード:SDGs)
 

7. リンク集


■SDGsに関する主要ドキュメント

Transforming our world: the 2030 Agenda for Sustainable Development
我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ(仮訳)
SDG Indicators
SDGグローバル指標(SDG Indicators)
SDGs実施指針改定版(2023年12月改定)
SDGsアクションプラン2023

■国連、政府関係機関のSDGs情報発信サイト

国連『我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ』
国連広報センター『2030アジェンダ』
首相官邸『持続可能な開発目標(SDGs)推進本部』
外務省『JAPAN SDGs Action Platform』
環境省『環境省ローカルSDGs-地域循環共生圏づくりプラットフォーム-』
内閣府『地方創生SDGs官民連携プラットフォーム』

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