日本建築学会各賞

(1)本会の表彰制度に基づく賞

賞の種類 賞の内容 表彰件数 表彰対象
日本建築学会大賞 (1968年設置) 本会の目的に照らし、建築に関する学術・技術・芸術の発展向上に長年の業績を通じて、特に著しく貢献した本会個人会員を対象とする。 3件 個人会員
(本会特定機関の推薦)
日本建築学会賞

公募受付期間:
毎年7月~9月頃

募集要領は7月頃発表
論文 (1949年設置)
近年中に完成し発表された研究論文であって、学術の進歩に寄与する優れた論文を対象とする。その際、分野を集大成した論文、独創的な単独の論文、あるいは新しい分野、境界領域の論文まで幅広く考慮する。
10件
(公募)
作品 (1949年設置)
近年中、国内に竣工した建築(庭園・インテリア、その他を含む)の単独の作品であり、社会的、文化的、環境的見地からも極めて高い水準が認められる独創的なもの、あるいは新たな建築の可能性を示唆するもので、時代を画すると目される優れた作品を対象とする。
3件
技術 (2002年設置)
近年中に完成した建築に関する技術であって、特定の建築・工法・材料・手法等に結実した新しい技術(研究・開発を含む)を評価の対象とする。
(注:継続的な活動によって構築された技術が対象となる場合は業績部門とする)
3件
業績 (1963年設置)
学術・技術・芸術などの進歩に寄与する、論文・作品・技術部門以外の優れた業績であって、近年中に完成した業績および継続的な活動によってその成果が認められた業績で、次に該当するものを対象とする。
(1)建築・都市に関するもの
(2)建築の技術・技能に関するもの
(3)建築遺産の保存修復に関するもの
(4)一連の建築評論・著作・出版事業に関するもの
(5)建築・まちづくりにかかわる社会活動に関するもの
(6)地球環境の保全・保護に関するもの
(7)その他この賞の目的に適合するもの

なお、大規模災害の復旧・復興に関するものには、特別賞を授与することがある。
5件
日本建築学会教育賞 (2007年設置)

公募受付期間:
毎年8月~10月頃

募集要領は7月頃発表
教育業績
長年の活動による建築教育に関する会員の業績であって、総合的な観点から建築教育の発展への寄与ならびに社会への顕著な貢献が認められる優れた教育を対象とする。
1件  会員
(本会特定機関の推薦)
教育貢献
会員による近年中に実践された建築に関する高等教育、中等教育、初等教育、幼児教育、専門家教育、市民教育等であって、建築教育の発展に貢献した次のいずれかまたは両方に該当する優れた教育を対象とする。
(1)斬新な教育プログラムを策定・実践し、その成果が認められるもの
(2)教科書・ビデオ・CD-ROM・DVD等の出版物、Web教材等のインターネットから提供される教材、模型教材等によって教育上効果が著しいと認められるもの
4件  会員
(公募)

日本建築学会著作賞 (2013年設置)

公募受付期間:
毎年7月~9月頃

募集要領は7月頃発表

 

会員が執筆した建築にかかわる著書であって、学術・技術・芸術などの進歩発展あるいは建築文化の社会への普及啓発に寄与した優れた業績。 5件 会員
(公募)
日本建築学会作品選奨 (1995年設置)

作品選集公募受付期間:
毎年4月~5月頃

募集要領は2月頃発表
 
その年の作品選集に掲載された作品であって、学術・技術・芸術の総合的視点からみて、特に優れたものを対象とする。 12件 会員
(公募)
日本建築学会奨励賞 (1989年設置)

公募受付期間:
毎年8月~10月頃

募集要領は8月頃発表
会員により近年中に発表された独創性・萌芽性・将来性のある建築に関する優れた論文等の業績を対象とする。 15件 会員(満40歳未満)
(公募)
日本建築学会文化賞 (1986年設置) 会員以外により、建築文化の向上、建築への理解と認識の向上に貢献した業績を対象とする。 3件 会員以外
(本会特定機関、理事(支部長は除く)、代議員の推薦)
 
 
(2)委員会独自の顕彰事業
 
・学術推進委員会
賞の種類 賞の内容 表彰件数 表彰対象

大会学術講演会 若手優秀発表賞
(2016年設置)

大会学術講演会において優秀な発表を行った若手発表者を顕彰する。

該当者の1割程度 会員
(原則30歳未満)
大会建築デザイン発表会 優秀発表
(2008年設置)
大会建築デザイン発表会のテーマ部門において優秀な発表を行った発表者を招待講評者が顕彰する。 1テーマ部門につき1~3名 個人会員
 
 
・学術レビュー委員会
賞の種類 賞の内容 表彰件数 表彰対象
作品選集新人賞 (2013年設置)

若手会員の作品発表を奨励のため、応募年の4月1日時点で40歳未満の作品選集掲載作品の筆頭設計者を表彰する。

  会員(40歳未満)
JAABE Best Paper Award
(2002年設置)
JAABE掲載論文のうち優秀な論文を顕彰する。 当該論文の筆頭者
JAR Best Paper Award
(2018年設置)
JAR掲載論文のうち優秀な論文を顕彰する。 当該論文の著者
 
 
・普及啓発事業委員会
賞の種類 賞の内容 表彰件数 表彰対象
優秀卒業論文賞・優秀修士論文賞
(1990年設置) 
優秀卒業論文賞
当該年度の学部卒業論文等の優れた論文を顕彰する。
15件以内

会員
(公募)

優秀修士論文賞
当該年度の大学院修士論文等の優れた論文を顕彰する。
15件以内  会員
(公募)

支部共通事業設計競技
(1952年設置)

毎年、設計競技事業委員会が課題を決定して作品を募集する。①支部入選、②全国入選(最優秀賞、優秀賞、佳作)、③タジマ奨励賞 ①各支部5件以内かつ1/3程度、②12件以内、③10件以内 会員
(公募)
技術部門設計競技
(2003年設置)

毎年、設計競技事業委員会が課題を決定して作品を募集する。
①最優秀賞、②優秀賞、③佳作

 ①1件、②3件以内、③若干 会員
(公募)

建築文化週間学生グランプリ「銀茶会の茶席」
(2009年設置)

東京・銀座の「銀茶会」で使用される創作茶席の提案を募集する。最優秀賞受賞作品は実施設計・制作を行い、銀座三越にて展示・使用される。
①最優秀賞、②優秀賞、③入選
①1件、②1件、③若干 建築系の学生3名以上のチーム

学生サマーセミナー
(2005年設置)

毎年異なるテーマにより、ものづくりの楽しさ・面白さを体感できる作品を募集。
①最優秀賞、②優秀賞
①1件、②若干 建築系の学生

 

・支援会議
賞の種類 賞の内容 表彰件数 表彰対象
司法支援建築会議 名誉称号
(2013年設置)
①名誉司法会員、②功労者、③感謝状贈呈者 ①若干名、②③規定なし 会員(司法支援建築会議の推薦)

子ども教育支援建築会議 子どものまち・いえワークショップ提案コンペ
(2011年設置)

建築をテーマにした子ども向けワークショップの企画を募集。
①最優秀賞
1件 5名以上からなる建築系の学生団体
日本建築学会大賞(1968年設置)
本会の目的に照らし、建築に関する学術・技術・芸術の発展向上に長年の業績を通じて、特に著しく貢献した本会個人会員に贈る。受賞者には、賞状・賞牌を贈る。(3件)
日本建築学会賞
建築に関する学術・技術・芸術の進歩発達をはかるとともに、わが国の建築文化を高める目的で、建築に関する特に優秀な業績を表彰する。受賞者には賞状・賞牌、さらに作品に対しては銘板を贈る。
論文(1949年設置)
近年中に完成し発表された研究論文であって、学術の進歩に寄与する優れた論文。(10件)
作品(1949年設置)
近年中、国内に竣工した建築作品であって、芸術・技術の発展に寄与する優れた作品。(3件)
技術(2002年設置)
近年中に完成した建築技術であって、技術の発展に寄与し、優れた成果に結実した技術。(3件)
業績(1963年設置)
論文・作品・技術部門以外の、近年中に完成した業績であって、学術・技術・芸術などの進歩に寄与する優れた業績。(5件)
日本建築学会教育賞(2007年設置)
会員による建築教育であって、建築教育の発展に貢献した優れた業績を表彰する。教育賞の「教育業績」は、長年の活動によって成果が認められ、建築教育の発展ならびに社会に顕著な貢献をした業績(1件)。「教育貢献」は、近年中に実践され、建築教育の発展に貢献した優れた教育プログラム・教材等の業績(4件)。受賞者には、賞状・賞牌を贈る。
日本建築学会著作賞(2013年設置)
会員が執筆した建築にかかわる著書であって、学術・技術・芸術などの進歩発展あるいは建築文化の社会への普及啓発に寄与した優れた業績を表彰する。受賞者には、賞状・賞牌を贈る。(5件)
日本建築学会作品選奨(1995年設置)
その年の作品選集掲載作品のうち特に優れた作品を表彰する。受賞者には、賞楯・銘板を贈る。(12件)
日本建築学会奨励賞(1989年設置)
会員により近年中に発表された独創性・萌芽性・将来性のある建築に関する優れた論文等の業績を表彰する。受賞者には、賞状・賞牌・賞金を贈る。(15件)賞贈呈式は大会会場。
日本建築学会作品選集新人賞(2013年設置)
40歳未満の作品選集掲載作品の筆頭設計者を表彰する。受賞者には、賞状を贈る。表彰式は大会会場。
日本建築学会文化賞(1986年設置)
原則として会員以外の個人により、建築文化の向上、建築への理解と認識向上等に貢献した業績を表彰する。受賞者には、賞状・賞牌を贈る。(3件)
優秀卒業論文賞・優秀修士論文賞(1990年設置)
学部卒業論文・大学院修士論文等の優れた論文を顕彰する(卒論:15件、修論:15件)。受賞者には、賞状・賞牌ならびに賞金を贈る。表彰式は大会会場。