『免震構造設計指針』[第4版]意見募集(個人会員限定)

  『免震構造設計指針』は1989年に初版を、1993年には第2版が刊行しています。1995年の兵庫県南部地震の発生を受け免震構造は広く認知され、さらに免震建物の適用件数も増えだした時期に第3版の指針(2001年)が刊行されました。本書では第3版から約12年間の免震構造にかかわる資料をできる限り整理しました。この間、免震構造の適用範囲は拡大し、免震部材にはさまざまな種類のものが実用化されてきています。また、指針原案の執筆時点で発生した2011年東北地方太平洋沖地震による免震建物の挙動についても、できる範囲で指針の中に取り込むことにしました。
  主な改正項目は以下のとおりです。
@ 超周期地震動や断層近傍でのパルス波などを含めた入力地震動の最新知見を紹介しました。
A 免震建物は戸建て住宅から超高層建物まで適用範囲が拡大してきており、それぞれの建物の設計での留意事項を示しました。
B 免震建物の地震時応答予測法として、エネルギー法と等価線形化手法について最新の研究成果に基づいて解説しました。
C 多様な免震部材の特性と留意事項などを解説しました。あわせて、免震部材のエネルギー吸収性能や二方向加力などについても現時点での情報を整理しました。
D 超高層建物の強風時の応答評価について解説しました。
E 東北地方太平洋沖地震を含めた免震構造の地震観測記録などを収集し、資料編で紹介しました。
 
  本書の構成は、これまでの『免震構造設計指針』を踏襲し、第T編「設計指針」、第U編「解説編」、第V編「設計例」、第W編「設計資料編」からなります。設計指針では免震構造の特性、設計における基本的要件、設計の基本的な考え方が述べられ、解説編では指針の理解を深めるための解説や資料が示されています。資料編では、設計判断を行うための支援材料が提供されています。
 現在、2013年9月の刊行を目指して専門家によるレビューを行っております。会員の皆様にも「設計指針」にお目通しいただき、ご意見を伺うことになりました。ぜひ多角的な視点から建設的なコメントをお寄せください。
 なお、ご意見は日本建築学会会員番号・氏名を明記のうえ、下記宛にEメールでお送りください。
日本建築学会 構造委員会 振動運営委員会
免震構造小委員会
  ■『免震構造設計指針』[第4版]本文案概要
 
  ■ご意見送付先 : 高山峯夫 (免震構造小委員会主査/福岡大学)
mineot*fukuoka-u.ac.jp (*を@にかえて送信ください)
 
  ■締  切    : 2012年10月31日(水)

  ※非会員の方はぜひ本会へご入会ください【入会案内】