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市民のための耐震工学講座

2. 阪神・淡路大震災の被害について


地震について

 今回の地震は,1995年1月17日火曜日,午前5時46分に淡路島北端(北緯34.6度,東経135.0度)の深さ約13kmを震源として発生しました。その規模はマグニチュード7.2でマグニチュード7.9の関東大震災に比べるとエネルギー的には一桁小さいものでしたが,阪神・淡路地区に極めて大きな被害をもたらしました。

 この地震における震度の分布は図1のようになっています。この震度分布図にはのっていませんが,調査によると帯状に約20kmにわたって震度7という非常に大きな揺れが起こったことが分かっています。


図1 各地の震度1)

被害について

 人的被害は,死者は5,500人を超え,負傷者は37,000人にものぼっています。この5,500人以上の死者の約9割は圧死によるといわれていて,その大部分が木造住宅の下敷きになって亡くなりました。また,県と警察の発表によると,建物の被害は全壊約93,000棟,半壊約85,000棟となっています。そして,今回の震災による被害を金額に換算するとすれば10兆円以上にものぼるということです。


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