2005年各賞受賞者

(敬称略)



2005年日本建築学会大賞

建築に関する学術・技術・芸術の発展向上に長年の業績を通じて,特に著しく貢献した本会個人会員。
永年にわたる住宅論と都市論を基盤とした優れた建築の創作活動による建築界への貢献
篠 原 一 男(東京工業大学名誉教授)

耐震構造、特に免震構造の研究開発とその発展に対する功績
多 田 英 之(日本免震研究センター代表)

建築・住宅における社会・経済システムの再編に関する研究と実践活動の功績
巽   和 夫(京都大学名誉教授・福山大学名誉教授・巽和夫建築研究所代表)


2005年日本建築学会賞(論文)

近年中に完成し発表された研究論文であって,学術の進歩に寄与する優れた論文。
建築の窓が関わる省エネルギーの実証的研究
稻 沼   實(鹿島建設葛Z術研究所上席研究員)

剛性・粘性の付加機構をもつ建築構造の地震応答低減効果の解明
笠 井 和 彦(東京工業大学教授)

兵庫県南部地震の観測情報に基づく地震被害予測モデルの構築に関する研究
川 瀬   博(九州大学教授)

景域を基礎とする内発的まちづくりに関する一連の研究
後 藤 春 彦(早稲田大学教授)

コンクリート充填鋼管構造の極限耐震性能に関する一連の研究
最 相 元 雄(熊本大学教授)

生活の時系変化と状態変化からみた一連の建築計画学的研究
竹 下 輝 和(九州大学教授)

各種コンクリートの力学的・物理的性状の解明とその改善に関する一連の研究
畑 中 重 光(三重大学教授)

履歴を通じての近代日本外国人建築家の研究
堀   勇 良(文化庁文化財部参事官付主任文化財調査官)

住宅生産の工業化に関する研究
松 村 秀 一(東京大学助教授)

都市の風環境・温熱空気環境の数値解析手法の開発と応用
持 田   灯(東北大学助教授)


2005年日本建築学会賞(作品)

近年中主として国内に竣工した建築の設計(庭園・インテリア,その他を含む)であって,技術・芸術の進歩に寄与する優れた作品。


積層の家


大 谷 弘 明((株)日建設計大阪設計室 設計室長)


撮影:岡本公二



プラダ ブティック青山店


ジャック・ヘルツォーク(ヘルツォーク&ド・ムーロン代表)
ピエール・ド・ムーロン(ヘルツォーク&ド・ムーロン代表)
株式会社竹中工務店設計部


撮影:ナカサ&パートナーズ


2005年日本建築学会賞(技術)

近年中に完成した建築にかかわる技術の発展に寄与し、優れた成果に結実した技術。
パイルド・ラフト基礎の開発と超高層建物への応用展開
加倉井 正 昭((株)東京ソイルリサーチ取締役技術本部長)
山 下   清((株)竹中工務店技術研究所主席研究員)
井ノ上 一 博((株)竹中工務店東京本店設計部構造部門マネージャー)
角     彰((株)竹中工務店大阪本店設計部構造部門マネージャー)



中間階に免震層を持つ高層建築物のマスダンパー効果を利用した設計技術の開発と実現
北 村 春 幸(東京理科大学教授)
木 原 碩 美((株)日建設計構造設計部門構造設計室室長)
常 木 康 弘((株)日建設計構造設計部門副代表)
村 上 勝 英((株)日建設計構造設計部門構造設計室構造設計主管)
小 崎   均((株)日建設計構造設計部門構造設計室構造設計主管)
鳥 井 信 吾((株)日建設計構造設計部門構造設計室室長)



超高強度鉄筋コンクリート造の開発と高層建築への普及
黒 岩 秀 介(大成建設(株)技術センター建築技術研究所主任研究員)
陣 内   浩(大成建設(株)技術センター建築技術研究所主任研究員)
渡 辺 英 義(大成建設(株)技術センター建築技術研究所副主任研究員)
今 井 和 正(大成建設(株)技術センター建築技術研究所副主任研究員)
小 室   努(大成建設(株)設計本部構造グループプロジェクトリーダー)
飯 島 眞 人(大成建設(株)建築本部技術部建築技術部次長)


2005年日本建築学会賞(業績)

近年中に完成した学術・技術・芸術などの進歩に寄与する優れた業績(論文・作品・技術以外)。
建築物及びその他の構造物に対する地震荷重・耐震規定の作成に関する国内外での長年の業績
石 山 祐 二(北海道大学名誉教授)



日本工業倶楽部会館の保存・再現と活用
新 野 耕一郎(社団法人日本工業倶楽部常任理事)
岩 井 光 男((株)三菱地所設計取締役副社長)
野 上   勇(清水建設(株)東京建築第三事業部工事長)



三井本館の保存と開発を両立させた一連の取り組み
三井不動産株式会社
小 坂 敏 夫((株)日本設計都市計画群担当部長)
黒 木 正 郎((株)日本設計建築設計群チーフアーキテクト)
中 村   仁((株)日本設計建築設計群主任技師)



クイーン軸の建築群によるみなとみらい21の都市景観とにぎわいの創出
横浜市(都市整備局・港湾局)
株式会社横浜国際平和会議場
T・R・Y90事業者組合
株式会社日建設計 代表取締役社長 中 村 光 男
株式会社三菱地所設計 取締役副社長 伊 藤   肇

2005年日本建築学会奨励賞

会員により近年中に発表された独創性・萌芽性・将来性のある建築に関する優れた論文等の業績。
不均等曲げせん断力を受けるH形鋼梁ウエブの座屈耐力評価
−周辺単純支持平板としての弾性座屈耐力評価−
五十嵐 規矩夫(東京工業大学助教授)

19世紀終盤から20世紀初頭のドイツにおける集積型ミュージアムの展開に関する一考察
海老澤 模奈人(東京工芸大学助手)

香港における公設市場の歴史的変遷と機能の複合化に関する研究
木 下   光(関西大学助教授)

Maxwell型セミアクティブダンパの振動制御能力に関する基礎的考察
栗 野 治 彦(鹿島建設(株)小堀研究室主管研究員)

着衣における熱・水分の移動と蓄積を考慮した人体の非定常温熱生理応答
高 田   暁(神戸大学助教授)

降伏線理論に基づくH形鋼ウェブ局部降伏の耐力評価式
田 川   浩(名古屋大学助教授)

Spatial Characteristics of Core Housing Units Brought by Residents' Extension Activities at Tung Song Hong Settlements in Thailand
田 中 麻 里(群馬大学助教授)

ヴェルサイユ宮殿新城館の国王のアパルトマンと太陽神神話
−天井画と広間の間取をめぐって−
中 島 智 章(工学院大学助教授)

1930年代前半における都市美協会による「都市美委員会」設置の提案に関する研究
中 島 直 人(東京大学助手)

隅角部を有するシーリング目地設計法の提案
宮 内 博 之(東京工業大学助手)

生活単位の個人化という視点からみた単身共同居住者の居住空間の構成原理に関する考察
集合住宅の空間構造に関する基礎的研究 その4
安 枝 英 俊(京都大学研修員)

空調用ダクト清掃効果の簡易評価法の開発
柳     宇(国立保健医療科学院建築衛生部建築物衛生室室長)

明治宮殿の建設経緯に見る表宮殿の設計経緯
山 崎 鯛 介(東京工業大学助手)

高流動コンクリートのせん断流動挙動に関する理論的考察
李   柱 国(筑波大学研究員)

住宅におけるネパール人の夏と冬の温熱感覚
リジャル、ホム・バハドゥル(京都大学日本学術振興会外国人特別研究員)

2005年日本建築学会作品選奨

その年の作品選集掲載作品のうち特に優れた作品。



行燈旅館


入 江 正 之(早稲田大学教授)


撮影:山森誠 新建築写真部



慈愛会 奄美病院


川 島 克 也(日建設計設計部門副代表設計室長)
田 中 公 康(日建設計設計主管)
松葉瀬 忠 夫(下舞建築設計事務所代表取締役副社長)

撮影:岡本公二



国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館


栗 生   明(千葉大学教授)

撮影:ナカサアンドパートナーズ



高知・本山町の家


小 玉 祐一郎(神戸芸術工科大学教授)

撮影:岩為



泉ガーデン


櫻 井   潔(日建設計取締役常務執行役員設計部門代表)
慶 伊 道 夫(日建設計構造設計室長)
野 原 文 男(日建設計設備計画室長)
村 田   修(日建設計設計長)

撮影:川澄建築写真事務所



和歌の浦アート・キューブ


下吹越 武 人(A.A.E.代表取締役)

撮影:下吹越武人



越後松之山「森の学校」キョロロ


手 塚 貴 晴(武蔵工業大学助教授)
手 塚 由 比(手塚建築研究所代表取締役)
池 田 昌 弘(Masahiro Ikeda)

撮影:木田勝久



東京サンケイビル


萩 原   剛(竹中工務店東京本店設計部設計副部長)
中 里 嘉 亨(竹中工務店東京本店設計部課長代理)
酒 向   昇(竹中工務店東京本店設計部課長代理)

撮影:小川泰祐



栃木県なかがわ水遊園おもしろ魚館


古 市 徹 雄(古市徹雄都市建築研究所代表取締役)


撮影:古館克明



安曇野橋節郎記念美術館


宮 崎   浩(プランツアソシエイツ代表取締役)


撮影:北島俊治



早稲田大学大学院情報生産システム研究科


森     浩(日本設計チーフアーキテクト)
前 田   哲(日本設計主任技師)

撮影:岡本公二



2005年日本建築学会文化賞

原則として会員以外により,建築文化の向上,建築への理解と認識向上等に貢献した業績。
阪神・淡路大震災からの復興における「住まい」「コミュニティ」「都市」づくりへの貢献
貝 原 俊 民((財)阪神・淡路大震災記念協会理事長)

歴史的木造建築物の復元工事のために、和釘(古代釘)を鍛造する仕事を通しての建築文化への貢献
白 鷹 幸 伯(白鷹幸伯刃物工房)

日本の建築作品および建築家を海外に紹介することを通じ、わが国の建築文化を海外に広めたことによる多大な貢献
ボトンド・ボグナー(イリノイ大学教授)