『鋼構造座屈設計指針』[第4版]意見募集(個人会員限定)

  座屈は鋼構造物の性能を限界づける主要な現象の一つであり、従来の設計体系の中では座屈によって構造性能が決定されないような種々の規定を設ける形で取り扱われてきました。しかし、近年の度重なる強地震動被害や社会の成熟に伴って、考慮すべき限界状態が多岐にわたってきているとともに、より合理的な性能、あるいは従来とは異なる性能が求められるようになってきています。その結果、従来の枠組みの中では種々の規定によって覆われていた座屈現象が顕在化し、座屈挙動そのものを精緻に取り扱わなければ解決できない問題も現れてきているのが現状です。
  こうした流れに応えるため、今回の『鋼構造座屈設計指針』改定では、座屈現象そのものを今までよりも広い視野で観察し記述することを心掛けています。特に、地震動を想定した繰返し挙動や、建物倒壊の理解に必要な大変形時の座屈挙動など、荷重の大きさとそれによって生じる座屈現象との関係を建物の倒壊まで含めた連続な量として網羅的に整理することを意識しました。座屈をどう規定するかという今までの枠組みから脱却し、座屈挙動をより積極的に評価して性能設計に合理的に反映させていくための第一歩と位置づけたいと考えています。
  現在、2017年9月の刊行を目指して専門家によるレビューを行っておりますが、会員のみなさまにもお目通しいただき、ご意見をうかがうことになりました。ぜひ、多角的な観点から建設的なコメントをお寄せください。
  なお、ご意見は日本建築学会会員番号・氏名を明記のうえ、下記宛にEメールでお送りください。
日本建築学会 構造委員会 鋼構造運営委員会
鋼構造座屈設計小委員会
  ■『鋼構造座屈設計指針』[第4版]本文案概要 (38MB強)
 
  ■ご意見送付先 : 井戸田秀樹 (鋼構造座屈設計小委員会主査/名古屋工業大学)
  idota*nitech.ac.jp (*を@にかえて送信してください)
 
  ■締  切     : 2017年1月25日(水)

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