『山留め設計指針』意見募集(個人会員限定)

  本会の「山留め指針」は、山留め架構の安全ならびに周辺環境への適合と仮設構造物であるがゆえの経済性確保の要求に応えるべく、その時代の状況に応じた技術的な標準を示すことを目的に、1974年に『山止め設計施工指針』として初版が刊行され、1988年(第2版)と2002年(第3版)に『山留め設計施工指針』として改定されてきました。このたび刊行を予定している『山留め設計指針』は『山留め設計施工指針』第3版の改定です。今回の改定では、これまでの基本方針を踏襲しつつ、山留めの計算方法や周辺地盤変状の検討方法などの具体策について、複雑化・多様化する工事条件に対応できるよう増強を試みています。
 
  『山留め設計指針』の本文における主な改定事項は、次のとおりです。
@ 計算法は梁ばねモデルと単純梁モデルを推奨し、計算法に対応した入力値の設定方法を記述しました。新たに単純梁モデルによる変形計算法を追加するとともに、複雑な形状の山留めや周辺地盤の挙動検討に使用されている有限要素法(FEM)についても記述しました。
A 近接施工について、本会が2015年に発刊した『近接山留めの手引き』の知見とその後の実測値の分析結果を踏まえ、周辺地盤挙動の検討方法を充実させました。
B 複雑化・多様化した工事条件に対応すべく、旧建物の基礎や地下室などの解体工事、新設建物の基礎杭施工など他工事との関係について、計画や施工管理のポイントを増強しました。
 
  また今回、書名を『山留め設計施工指針』から『山留め設計指針』に改称しました。これは、これまでの『山留め設計施工指針』でも、その内容は計画や設計にかかわることが主であったこと、施工の記述は施工管理が主であったことによります。そこで、2002年版の「施工」編に代わって、根切り山留め工事を計画・設計どおり進めるための管理として、「施工管理」「計測管理」の章を設けました。また、2002年版は計画編、設計編、施工編の3部作としていましたが、本指針では、1章〜10章までの章立てとしました。
 
  現在、2017年10月の刊行を目指して専門家によるレビューを行っておりますが、会員のみなさまにもお目通しいただき、ご意見をうかがうことになりました。ぜひ、多角的な観点から建設的なコメントをお寄せください。
  なお、ご意見は日本建築学会会員番号・氏名を明記のうえ、下記宛にEメールでお送りください。
日本建築学会 構造委員会 仮設構造運営委員会
山留め指針小委員会
  ■『山留め設計指針』本文案概要
 
  ■ご意見送付先 :  青木雅路 (山留め指針小委員会幹事/竹中工務店)
  aoki.masamichi*takenaka.co.jp (*を@にかえて送信してください)
 
  ■締  切 :  2016年12月28日(水)

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