AIJ-CPD Continuing Professional Development
日本建築学会「能力開発支援制度」

―生涯にわたる能力開発とキャリア形成を支援する―

生涯にわたる能力開発とキャリア形成のために

持続可能な社会へ向けて科学技術の知見を駆使した挑戦が要請されています

一方では科学技術の高度化・複雑化に伴う信頼性や安全性確保への要請があります

挑戦の担い手は優れた研究者・設計者・技術者にほかなりません

優れた科学技術関係人材を養成するための教育改革が始まっています

  • 大学の理学部・工学部などにおける教育改革へ向け、外部認定制度の導入、技術マネジメント教育の確立、実践的な教育のための環境整備
  • 技術者資格制度の普及拡大と活用促進を図り国際的な相互承認の具体化
  • 常に最先端の技術・知見の習得が可能となるよう、学協会、大学等における継続的な教育の充実
  • 「高等専門教育→資格の付与→継続的な教育訓練」を通じて一貫した資質と能力の向上をはかるシステムの構築

建築産業も構造的な変革が求められ、研究者・設計者・技術者を巡る環境は大きく変化しつつあります

  • 建設投資の縮減により量から質の時代へ、人材も資質や能力により厳選される時代へ
  • 資質・能力の証明には継続的な能力開発の履修や業務キャリア・実績等の履歴が必須要件

建築系職能・資格者団体はじめ工学系学術団体では資格の国際的相互承認に向けて、独自の認定資格制度と継続能力開発制度を構築しつつあります


日本建築学会「能力開発支援制度」の概要

本会会員の多くは建築士会・建築家協会・建築構造技術者協会・建築設備技術者協会等の職能資格者団体会員でもあります。職能資格者団体が独自の認定資格制度と継続能力開発制度を車の両輪として運用しているなかで、本会の「能力開発支援制度」は本会会員をはじめとして職能資格者団体の会員、団体に所属していない設計者・技術者をも対象に能力開発を支援する制度です。本会に蓄積される最先端の学術的・技術的知見を豊富な能力開発コンテンツとして提供し能力開発を支援するとともに、その履修記録や業務実績などのキャリアを登録し認定資格の取得や維持更新に活用いただくものです。

その基本的コンセプトは、

  1. 本会に蓄積される最新の学術(技術・芸術を包含)的知見を能力開発プログラムとして提供し、併せてその履修の記録やキャリア等の登録を通じ、会員の生涯にわたる能力開発とキャリア形成を支援する。
  2. 会員以外にも開かれた制度とし、建築学および建築学関連分野の学術団体、職能・資格者団体と積極的に協調・連携し、幅広い展開を目指す。
  3. 本会の能力開発(CPD)支援制度が提供する能力開発プログラムは、建築学および建築学関連分野の既存の学問体系はもとより、新分野・学際領域、分野横断的な調査研究の成果に基づくものであって、新たな専門職能の創出に寄与する。
  4. 本会の能力開発(CPD)支援制度で記録される履修記録やキャリア等の登録データは、社会に対する建築の専門家としての自助努力を説明できる内容とする。また、登録データは登録者の意向の下に、資格の更新、Employability(雇用に値する価値)の向上、人材の活用等のために活用される。
会員以外にも開かれた能力開発支援制度

本会会員であれば本支援制度のサービスが受けられます。会員以外の方々は登録メンバーへ申し込んでいただければ(「登録の手続き、利用料」の項参照)、サービスを受けることができます。また、登録メンバーはコンテンツの受講に際してはメンバー料金の優遇措置があります。

能力開発コンテンツ情報の提供と関連団体との連携

本会の本部・支部で開催する能力開発コンテンツ情報をメールサービスで提供します。また、建築系の職能・資格者団体とも連携し、建築情報提供制度・建設系CPD協議会からもコンテンツ情報の発信を行っています。


■会員、登録メンバー履修登録カードによる登録
                         
  会 員         登録メンバー(会員以外)     
         
会員用履修登録カード(会員証)
  日本建築学会に蓄積される学術的知見をコンテンツとして提供。
会員証、履修登録カードにより自動登録
(講習会・シンポジウム等、年間約400コンテンツを提供)
 
         
  論文発表、委員会活動等、さまざまな
学会活動も自動的に登録される
       
         
登録メンバー用履修登録カード
  登録された能力開発の記録を日本建築学会が証明する  
         
  インターネットから他団体のコンテンツ履修、自己学習、キャリア等の自己登録が可能  
         
  利用者が自らのために、生涯にわたる能力開発の記録を
 ★資格の更新(CPDの履修証明)に活用
 ★建築の専門家としての自助努力の説明に活用
 ★Employability(雇用に値する価値)向上に活用
   

豊富な能力開発コンテンツの提供

能力開発コンテンツには下表左に示すように、大きく五つの型式に分類整理されます。このうち本会が提供するコンテンツは、1.参加学習型、2.情報提供型、3.技術協力型コンテンツです。

  1. 参加学習型:講習会や研究集会、シンポジウム等が下表右にありますように専門分野、一般共通分野、周辺技術分野、総合管理分 野にわたって開催提供され、これに参加することにより最先端の学術的・技術的知見を習得することができます。
  2. 情報提供型:論文集、作品選集、技術報告集、総合論文誌、英文論文集、大会での口頭発表、技術文献等への執筆、研究集会や講習 会・講演会での講師等が該当します。
  3. 技術協力型:委員会活動、論文等の査読、災害調査、JABEE審査員などが該当します。
■能力開発コンテンツ   ■参加学習型能力開発コンテンツ
1.参加学習型 1-1 講習会、シンポジウム、見学会、講演会、研究会等の参加   分野内容
2.情報提供型 2-1 国際専門誌掲載論文


材料施工、構造、防火、環境工学、建築計画、

農村計画、都市計画、建築経済・住宅問題、

建築歴史・意匠、海洋、情報システム技術、教育

2-2 論文等の発表(審査付き)
2-3 論文等の発表(一般)
2-4 論文口頭発表




プレゼンテーション技術、倫理など
2-5 図書、文献、会誌への依頼原稿等執筆
2-6 講習会講師、講演会講師、シンポジウムパネリスト等
2-7 講習会司会、講演会司会、シンポジウム司会、見学会説明者




情報工学(情報化技術,コンピュータープログラミング技術)

災害、地球環境など

3.技術協力型 3-1 委員会活動
3-2 論文等の査読
3-3 災害調査、視察団、JABEEプログラム審査等




CM、PM、品質管理、安全管理、リスク管理など
4.自己学習型 4-1 専門書の読書,通信教育等
5.実務型 5-1 成果を上げた業務
(作品等プロジェクト業績、技術開発・技術活用実績等)

履修記録やキャリア等の登録

人材流動化の時代には社会に対して専門家としての自助努力やキャリアを説明することが求められます。この制度では皆様の自主的な能力開発への取組みや業務実績等を記録し個人向けデータベースの構築を支援します。記録は自動登録と本人による己登録によりそのデータは、

  1. APECエンジニアなどの国際資格や職能・資格者団体の各種認定資格の維持更新
  2. 所属機関に於けるEmployability(雇用に値する価値)の証明
  3. 国・自治体・公的機関等からの要請に基づく人材推薦や紹介などに活用されるでしょう。
自動登録

本会が主催する1.参加学習型の講習会やシンポジウム等のコンテンツに参加されますと、各会場に備え付けられたカードリーダーに会員証・登録メンバーカードを通すことによって履修記録が自動的に登録されます。
会員であれば、本会が主催する2.情報提供型、3.技術協力型、6.経歴(受賞歴、役員歴、委員歴)の実績が自動録されます。

自己登録

本会以外の諸団体等が主催する1.参加学習型、2.情報提供型、3.技術協力型コンテンツの履修や、4.自己学習型、5.実務型、6.経歴はインターネットから自己登録することができます。

証明書の発行

本会が自動登録した内容について、証明書を発行することができます。本会が証明することによってAPECエンジニアなどの国際資格や認定資格の維持更新に役立てることができます。

 

■データベースの構築
                   

会 員
 
登録メンバー
(会員以外)
   日本建築学会

 能力開発記録データベース
インターネットから本人の登録
内容をいつでも確認できる。

自動登録内容については,
建築学会が証明書を発行する
 
履修

 
自動登録
 

自動登録
 
自己登録
   

講習会、シンポジウム、大会等の参加
・講習会
・講演会
・シンポジウム
・大会等
 
事務局で管理している会員の記録
・論文執筆、原稿執筆
・講演会講師、パネリスト
・役員、委員記録
・各賞受賞記録
・大会の梗概発表等
 
インターネットからの自己登録
・経歴(キャリア)に関する記録
・資格の取得記録
・業務の成果
・自己学習内容(通信教育)等

登録の手続き、利用料

本制度は個人会員であればどなたでも無料で利用することができます。また会員以外の方であっても登録メンバーとして登録していただければ有料で利用することができます(登録メンバー:登録費(初回のみ1,000円)年間利用料6,000円)。会員以外の方は利用者登録手続きが必要になりますので、詳しくは登録手続き(会員外)をご覧ください。

■利用手続の流れ
             
  会 員       会員外  
         
           登録メンバー受付ホームページ  
         
        登録フォームに必要事項を記入して送信  
         
        登録メンバー費用を銀行振込  
         
        履修登録カードの発行・パスワードの通知  
         
  利用者専用ホームページにアクセス  
             

 

 

■会員,登録メンバーの本会登録内容と自己登録内容

 

  会 員
(正会員・準会員)
 登録メンバー 
(会員以外)
1.参加学習型     本会主催   自 動 登 録
他団体 自 己 登 録
2.情報提供型   本会主催  自 動 登 録 自 己 登 録
他団体 自 己 登 録
3.技術協力型   本会主催  自 動 登 録  自 己 登 録
他団体 自 己 登 録
4.自己学習型 自 己 登 録
5.実務型 自 己 登 録
6.経歴 本 会 自 動 登 録 自 己 登 録
他団体 自 己 登 録

 


本会が主催する登録事業内容

区 分   細分類 本会事業
1.参加学習型 1-1 講習会、シンポジウム、見学会、講演会、研究会、職場研修等の参加 1) 大会学術講演会/建築デザイン発表会参加 (総合受付で記録)
2) 大会個別行事(大会記念行事、研究協議会、PD、研究懇談会、学会賞記念講演会等)
3) 講習会/講演会/シンポジウム/見学会等参加
 ・支部共通事業講習会
 ・支援建築会議主催のもの
 ・常置調査研究委員会主催のもの
 ・特別調査/特別研究委員会主催のもの
 ・情報関係委員会主催(図書委員会等)のもの
 ・本会/他学協会共催のもの
 ・学会賞受賞者記念講演会等の教育文化事業等
 ・支部・支所主催(共催)のもの
4) 支部研究発表会
2.情報提供型 2-1 国際専門誌掲載論文 1)「英文論文集」掲載論文
2-2 論文等の発表(審査付き) 1)「論文集」掲載論文
2)「技術報告集」掲載論文
3)「総合論文誌」掲載論文
4)「作品選集」掲載作品
2-3 論文等の発表(一般) 1)「大会学術講演梗概集」「建築デザイン発表梗概集」発表梗概
2)「支部研究報告集」研究報告
3) 教育文化事業 技術部門設計競技応募作品
4) 支部共通事業 設計競技応募作品
2-4 論文口頭発表 1) 大会学術講演会/建築デザイン発表会・ポスターセッション
2) 支部研究発表会
2-5 図書、文献、会誌への依頼原稿等執筆 1) 「建築雑誌」原稿執筆
2) 建築学会出版物原稿執筆
3) シンポジウム資料執筆 研究協議会等資料執筆
4) 文献抄録執筆
2-6 講習会講師、講演会講師、シンポジウムパネリスト等 1) 大会関係
 ・研究協議会/研究懇談会/PD パネリスト
 ・シンポジウム パネリスト
 ・記念行事講演会/学会賞受賞者記念講演会 講師
2) 講習会/講演会/シンポジウム 講師、パネリスト
2-7 講習会・講演会・シンポジウム司会、見学会説明者、職場研修講師等 1) 大会関係
 ・学術講演会司会
 ・研究協議会/研究懇談会/PD 司会
 ・シンポジウム 司会
 ・記念行事講演会/学会賞受賞者記念講演会 司会
2) 講習会/講演会/シンポジウム 司会
3) 見学会説明者
4) 支部研究発表会司会
3.技術協力型 3-1 委員会活動 1) 総会、理事会、支部長会議、協力委員会議、支援建築会議
2) 会務関係委員会、小委員会、WG
3) 特別調査委員会、小委員会、WG
4) 表彰関係委員会、小委員会、WG
5) 学術関係委員会、小委員会、WG
6) 調査研究関係委員会、小委員会、WG
7) 特別研究関係委員会、小委員会、WG
8) 受託研究関係委員会、小委員会、WG
9) 教育関係委員会、小委員会、WG
10)学術レビュー関係委員会、小委員会、WG
11)情報関係委員会、小委員会、WG
12)支部・支所総会、役員会、幹事会等
13)支部・支所部会、研究委員会、WG等
3-2 論文等の査読 1)「論文集」論文査読
2)「技術報告集」論文査読
3)「英文論文集」論文査読
4)「総合論文誌」論文査読
5)「作品選集」審査
3-3 災害調査、視察団、JABEEプログラム審査等 1) 本部・支部が派遣依頼する調査団、視察団の活動
2) JABEE審査チームでのプログラム審査活動
3) 賞の現地審査
6.経歴 6-1 賞の受賞 1) 日本建築学会大賞
2) 日本建築学会賞 論文
3) 日本建築学会賞 作品
4) 日本建築学会賞 技術
5) 日本建築学会賞 業績
6) 日本建築学会教育賞
7) 日本建築学会奨励賞
8) 日本建築学会作品選奨
9) 日本建築学会優秀卒業論文賞・優秀修士論文賞
10) 支部共通事業 設計競技入選
11) 教育文化事業 設計競技(技術部門)入選
12) 支部の賞
6-2 学歴及び職歴、学協会等の役員・委員歴、賞の審査歴等 1) 代議員、本部役員
2) 常議員、支部役員
3) 会務関係委員会、小委員会、WG (委員長、主査、幹事、委員)
4) 特別調査委員会、小委員会、WG (〃)
5) 表彰関係委員会、小委員会、WG (〃)
6) 学術関係委員会、小委員会、WG (〃)
7) 調査研究関係委員会、小委員会、WG (〃)
8) 特別研究関係委員会、小委員会、WG (〃)
9) 受託研究関係委員会、小委員会、WG (〃)
10) 教育関係委員会、小委員会、WG (〃)
11) 学術レビュー関係委員会、小委員会、WG (〃)
12) 情報関係委員会、小委員会、WG (〃)
13) 支部・支所部会、研究委員会、WG等
14) 支援建築会議、部会
15)「日本建築学会大賞」審査員
16)「日本建築学会賞論文」審査員
17)「日本建築学会賞作品」審査員
18)「日本建築学会賞技術」審査員
19)「日本建築学会賞業績」審査員
20)「日本建築学会教育賞」審査員
21)「日本建築学会奨励賞」審査員
22)「日本建築学会作品選奨」審査員
23)「日本建築学会文化賞」審査員
24) 作品選集審査員
25)「優秀卒業論文・優秀修士論文」審査員
26) 支部共通事業 設計競技審査員
27) 教育文化事業 設計競技(技術部門)審査員
28) 支部の賞の審査員

 

CPD Home Page